Pythonの環境をCloud9で構築しよう
このレッスンでは、Pythonの実行環境が簡単に設定できる、AWS Cloud9の利用方法について解説していきたいと思います。
AWS Cloud9とは?
AWS Cloud9は、Amazonが運営する、クラウド上でPythonの実行環境を利用することができるツールです。
Pythonを実行する場合、大きく分けて以下の3種類あります。
ローカル環境 | エンジニアは一般的にはローカル環境で開発を行うが、環境構築の難易度が高い |
Google Colaboratory | もっとも簡単に環境構築できるが、Webアプリの開発や、Seleniumを利用したスクレイピングには向かない |
AWS Cloud9 | 簡単に環境構築でき、さらにWebアプリの開発やSeleniumなどを利用することができる |
今回の場合だと、どうしてもWebサーバーを立てる必要があり、さらに環境構築でつまづきやすいので、Cloud9を利用します。
開発環境の構築に成れている方は、ローカル環境で開発しても問題ありません。
AWS Cloud9の会員登録+プロジェクトの作成
プロジェクトを作成します。利用はほとんど無料で行うことができます。
ただしクレジットカードの登録が必要になります。無料枠が使えるので、支払いを行うことはありません。
以下のページからAWS Cloud9を利用することができます。
https://aws.amazon.com/jp/cloud9/
コンソールにサインインをクリックすると、ログイン画面になります。
こちらから、ログインしてください。
ログイン後、こちらのURLをクリックしてください。
https://us-west-2.console.aws.amazon.com/cloud9/home
Create Environmentをクリックします。
その後、以下の情報を記入します。
Name | Python Project |
Description | 特に記入しない |
終わったら、Next Stepをクリックします。
以下のように設定してください。
- Environment type: Create a new instance for environment (EC2)
- Instance type:t2.micro (1 GiB RAM + 1 vCPU)
- Platform:Ubuntu Server 18.04 LTS
- Cost-saving setting: After 30 minutes
これができたら、Next Stepをクリックしてください。
クリックすると、確認画面になるので、最後にCreate Environmentをクリックします。
そうすると、だいたい1-2分ほどで環境構築がおわるので、それまで待機します。
プロジェクトの作成
プロジェクトフォルダの作成を行います。
ターミナルを選択します。
これで完了です。